雪崩情報

更新日時: 2024/02/08 05:30

白馬


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

山岳の積雪はゆっくりと安定化の方向にありますが、次の地形に注意が必要です。一つは、地形が積雪を支えないあるいは極端な形状の斜面、もう一つは日射を強く浴びる急斜面。そして、この2つの要素が組み合わさる場所は、より注意が必要です。厳しい冷え込みにはなっていませんが、風が弱い状態が継続していますので、軟らかく快適な滑走ができる雪がまだ残っています。「地形の罠」のない、シンプルな斜面を探してください。そして、仲間と良いコミュケーションを取り、安全な場所を使う賢いグループマネジメントを続けてください。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

地形局所に形成した軟らかいウインドスラブに注意

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

孤立した地形に形成したスラブに注意

概要

雪崩


昨日(7日)は新しい雪崩は報告されていません。

積雪


5日午後から夜間に掛けて、低気圧が降らせた結束性の弱い雪は、ゆっくりと沈降し、結合強度を上げつつあります。風も弱い状態が続いており、明瞭なウインドスラブの形成は確認されていません。6日から7日にかけては、寒気の影響でごく弱い降雪が、標高の高い場所ではありましたが、不安定性に大きな影響を与えるほどの要因にはなっていません。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、昼前から昼過ぎ、晴れ、夕方から雪、日中の最高気温5 ℃を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて、気温-3.2 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

一覧に戻る

Avalanche Bulletin Partner

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。