雪崩情報
更新日時: 2024/02/15 06:00
妙高
アルパイン Low
森林限界 Fair 日中の昇温と日射に留意
森林帯 Fair 日中の昇温と日射の影響に警戒
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
夜間の冷え込みも弱く、積雪表層の雪は、気温上昇と共に強度をすぐに失う状況です。濡れた雪はとても重いため、小さい雪崩でも簡単に人間の足元をすくい、押し流します。もし、斜面下方に樹木などの障害物があれば、重大な結末となります。また、点発生湿雪雪崩は、斜面が十分に急であれば、森の中でも発生します。雪崩の規模が小さいからと軽視しないように。
留意すべき雪崩
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
評価は朝の時点でのもの。日中の昇温と日射の影響に注意。
全層雪崩 Glide slab
評価は朝の時点でのもの。グライドクラックの入った斜面に近づかないように。
ウインドスラブ Wind slab
地形局所に形成したスラブに注意
概要
雪崩
昨日（14日）は、森林帯にて、サイズ1の点発生湿雪雪崩あるいは全層雪崩が報告されています。
積雪
昨日の気温上昇と日射の影響で、積雪は一気に春の様相となりました。日射を強く浴びる斜面では、点発生湿雪雪崩が発生し、グライドクラックの拡大も観察されています。本日も、前日と同様に、日中の気温上昇の影響に注意する日となります。
天候
本日は、低気圧が日本海から三陸沖へ進み、低気圧からのびる前線が北陸地方を南下する見込みです。気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、曇り、夜、雨、日中の最高気温18 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温2 ℃（4時45分現在）、過去12時間で新たな降雪はありません。
