雪崩情報

更新日時: 2024/02/22 06:00

ニセコ・羊蹄・余市・尻別


アルパイン Fair 継続的な降雪とスラブ形成に適した風。小樽方面など雪崩情報の北部地域では、降雪量が増えるので、より警戒。


森林限界 Good 継続的な降雪とスラブ形成に適した風が吹いている。


森林帯 Good 風の影響のない急斜面で点発生雪崩に注意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

新雪の下に硬く凍結した雪面が隠れているので、ツアーリングは難しいコンディションと言えます。スキーアイゼンが必要な状況です。標高の低いところでは、グライドクラックの拡大は続いていますので、ツアーを通して警戒してください。グライドクラックのある斜面には近づかす、その下で休憩などをしないように。アルパインや森林限界の開けた斜面では、ウインドスラブに十分警戒してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

森林限界およびアルパインではウインドスラブの形成に警戒を。スラブの下には、硬く凍結した雪面がある。

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow


ベース画像

風の影響のない急斜面に注意。新雪の下は硬い融解凍結クラストであり、発生した雪崩は、足が長く(より流下する)なりやすい。

概要

雪崩


直近の荒天で、点発生雪崩が観察されている。この2日間で森林限界よりも標高が高いところでの、ウインドスラブの発達が観察されている。スラブの下層には、硬い斜面があるため、急激な負荷の増加は危険度を増大させる。積雪の堆積の仕方は、場所でバラつくので注意深い観察が必要。

積雪


積雪の下層は安定しており、上層について、継続的な評価を行うように。積雪上層に埋もれた融解凍結クラストが指標となるので、その結合面や、上載積雪内にある脆弱性に目を向けるように。このクラストは、雪崩情報の発表地域のすべての地区で観察されている。

天候


北西を伴う降雪が予報されており、特に雪崩情報の北部(小樽周辺)では多くなる模様。現在の強い風も、明日にはやや弱まる予報がでている。凍結硬度は海面となり、氷点下の気温が続くとのこと。

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