更新日時: 2024/03/10 06:00
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
危険な雪崩コンディションです。天候が回復してきても、雪はすぐに安定しません。森林帯であっても、大きな開放斜面では大きな雪崩が発生しうる状況です。自分の周囲に樹木があったとしても、自分の上方に大きな発生区がないか考えてください。樹木の存在は、必ずしも安全を意味しません。また、雪はとても深いため、森の中にいても、小さい窪みなど「地形の罠」となりうる場所に注意してください。サイズ1の雪崩でも、簡単に人を埋めてしまい、重大な結末となりえます。経験の浅いグループはスキー場で新雪を楽しむことがおすすめです。
多量降雪の直後です。積雪は、まだ、不安定であるを前提に安全な地形選択が必要です。
非常に強い北西あるいは西の風で、雪は再配分されています。オープンな斜面だけでなく、支尾根側面など地形ポケットに形成しているウインドスラブにも十分な警戒が必要です。
多量の降雪が載りましたので、持続型スラブの不安定性は上昇していると考えられます。
昨日(9日)は荒天もあり、山岳での雪崩データは入っていません。スキー場の安全管理にて、サイズ1の雪崩が報告されています。
昨日朝までの降雪は昼前に一時的に弱まり、冬型の気圧配置となった昨日午後から再び、雪は降り始めました。今回の荒天の降雪量は地域でバラツキがありますが、森林帯にて40-60 cmとなっています。また、昨日昼前から標高の高いところでは、風が非常に強まりました。積雪中層にある融解凍結層(2月21日降雨形成)とこしもざらめ雪のコンビネーションによる不安定性は、懸念事項として残っています。
気象庁は新潟県上越地方に対し、北西の風、後、西の風、雪、昼過ぎから曇り、日中の最高気温6 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-8 ℃(4時45分現在)、過去12時間で20 cm、過去24時間で41 cmの降雪を観測しています。