更新日時: 2024/03/14 07:00
アルパイン Low 限定的な観測による
森林限界 Low 限定的な観測による
森林帯 Low 限定的な観測による
信頼度:○ good □ Fair △ Low
春の一日のサイクルは、気温が低い午前中は危険を現象させますが、気温が上昇するにつれて、危険は急激に増加します。状況の変化を注意深く観察し、それに応じて旅行計画を調整してください。気温の上昇に伴い、雪庇は弱くなり、壊れやすくなるため、雪庇上はもちろん、その近くでの移動は避けるように。次回の雪崩情報は土曜日の朝に発表される予定です。
風下の斜面にはウインドスラブが地形局所で残っており、日中の昇温と日射で反応性が上がる
春季には、昇温と日射の影響が強い急斜面では、全層雪崩の問題が常に存在しうる
新たな雪崩は報告されていないが、ここ数日の観測は限定的。
春の日中のサイクル(気温上昇と低下の繰り返し)は、荒天の雪を沈降させ、結合強度を上げることに役立っている。一方で、日中の気温の上昇は、特に標高の低い場所や日射の影響が強い斜面では、日中(特に午後)、留意すべき雪崩の問題を活性化させている。20-50cmの荒天の雪が2月20日の降雨で形成したクラストに載っている。南側や標高の低いところでは、沈降した荒天の雪の中に複数の日射あるい昇温で形成したクラストが存在している。
高気圧の尾根が北海道にかかり、今日(木曜)は弱い北西の風が吹く予報。気温は5°程度まで上昇し、曇り空が広がるとのこと。そして、今夜は再び気温が下がり、明日は再びプラスの気温の予報が出ています。明日の午後には、新たな気象の流れが始まり、金曜日の午後早くから中〜大雪となる予報がでています。