雪崩情報

更新日時: 2019/02/18 07:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 日中の昇温と日射に留意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

雪崩危険度1(低い・Low)は、雪崩が発生しない、ではありません。孤立した地形など、周囲よりも積雪不安定になりやすい局所では、雪崩は発生しうると考えてください。実際、雪崩危険度区分では、そのような定義となっています。全体状況は、前日と同じ傾向にあり、標高を上げた場所では局所に残るウインドスラブの不安定性に注意してください。また、本日は昇温が予報されており、それによる積雪状態の変化に注意する必要があります。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

概要

雪崩


昨日(17日)は、好天の週末でもあり、多数の人が山に入りましたので、多くの雪崩が観察されました。風の影響の弱いところでは、サイズ1の点発生雪崩が人的な刺激で発生していました。また、南東~東に面した斜面では、サイズ1.5-2の面発生雪崩が自然発生あるいは人的な刺激で発生していました。

積雪


弱い冬型による乾いた、結合力の弱い雪が残るところでは、昨日は人の刺激で点発生雪崩が発生していました。一方、西風による雪の堆積および日射の影響がある急斜面では、面発生雪崩が人の刺激で発生していました。また、標高が低い日射と昇温の影響が強い急斜面では、午後には濡れた雪の点発生雪崩がでていました。上記のような特徴を持つところ以外の斜面では、以前の荒天の雪はゆっくりと安定化を進めており、積雪中層以上には、顕著な脆弱性は観察されていません。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、最高気温8℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-10.7℃(6時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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