雪崩情報

更新日時: 2024/11/29 06:00

立山


アルパイン Low 沢状の急斜面に注意


森林限界


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

多数露出している岩によるアンカーが多いため、大きな雪崩が発生する可能性は低いですが、沢状の地形にはウィンドスラブが形成されている見込みです。形成されたばかりのウインドスラブは結合が進んでいないため、急斜面での誘発に注意してください。風も強く視界が悪く、頭上の雪崩発生区の存在に気がつくのが難しい状況のため、注意して行動してください。小さな雪崩でも流された際に被害を大きくしてしまう、岩や沢などの「地形の罠」が数多く露出しています。降雪に薄く隠された岩への衝突にも注意が必要です。前線が通過した後、冬型の気圧配置になる予報です。降雪量の増加や、風の影響による積雪状況の変化に注意して行動してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

吹き溜まりになりやすい沢状地形の急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(28日)、視界が悪かったため観察した報告が無い

積雪


室堂周辺では、28日に埋没したクラストの上に吹き溜まりでは70cm以上載っているが、風が当たりやすい場所では雪が吹き払われクラストが露出している。先日の昇温と降雨の影響により、クラストとの境界面の再結晶化が進んでいる可能性があり、結合に注意が必要。

天候


6時現在の3000mの気温は-15.1℃。気象庁の発表では、北海道付近の低気圧からのびる前線が北陸地方を通過し、その後は西高東低の気圧配置となる見込みのため、山麓では雨で雷を伴う所がある予報を出している。

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