雪崩情報
更新日時: 2024/12/28 07:00
妙高
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
とても危険な雪崩コンディションです。たとえ森の中にいても、自分の上方に発生区がないか、よく考えなければならない日です。雪崩にとって最も重要な要素は「斜度」です。ある程度の弱さを持った弱層が存在している場合、人的な刺激に対して、30°の斜面では発生しなくても、40°では発生することがあります。森林帯にいても、積雪表層のスラブの形成の具合と斜度に注意を払ってください。経験の浅い方は、スキー場内でパウダーを楽しむのに適した日です。標識をよくみて、滑走可能な場所で楽しまれてください。良い週末を。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
新雪内には、まだ強度を上げていない弱い層があります。
ウインドスラブ Wind slab
アルパインでは平均15 m/s程度の西風が拭き続けています。
概要
雪崩
昨日（27日）は荒天のため山岳域での雪崩の報告は入っていません。一方、スキー場の朝の安全管理にて、サイズ1のストームスラブの雪崩が発生しています。
積雪
12月26日午後から始まった一連の降雪は、標高1,300 m付近で60 cm程度の積雪深をもたらしました。降雪量は山域の北側で多くなっています。標高の低いところでは、新雪の下に降雨の影響を強く受けた層があり、グライドクラックなどを生じさせています。一番の懸念事項は、大量降雪内にある脆弱性です。
天候
冬型の気圧配置が弱まりながらも寒気の流入が続いている状況です。気象庁は新潟県上越地方に対し、北西の風、雪か雨、日中の最高気温2℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温-6 ℃（5時45分現在）、過去12時間で3 cmの降雪がありました。
