雪崩情報

更新日時: 2019/03/16 06:30

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形に残る荒天の不安定性に注意してください。周囲の地形と滑らかな連続性を持たない「孤立した地形」、極端な斜度変化を持つ「凸状地形」、下部が崖などで積雪の下支えがない「地形の罠」を持つ斜面などに載ったスラブは、まだ、人的な刺激で雪崩が発生しうると考えることが必要です。小さい雪崩でも、深い沢など地形要素が加わることで、重大な結末を招きます。滑走しようとしている斜面にある危険要素をよく観察し、もし、発生したら、を考えて、滑走ラインの決定と仲間とのグループマネジメントを行ってください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(15日)は、森林限界付近にて、14日夜から15日朝までに発生したと思われるサイズ1.5の面発生雪崩が複数、観察されています。いずれも、東に面した斜面です。隣接する白馬山域では、斜面の利用状況が少ない、孤立した地形では、人的な誘発でサイズ2が発生しています。

積雪


荒天の雪は森林帯上部で50cmほどでした。日射を強く浴びる斜面では、表層の雪は急速に沈降を進めましたが、北側ではまだドライなままに保たれています。旧雪と荒天の雪の境界面では、顕著な脆弱性は観察されていませんが、まだ、荒天の雪の中に、結合が十分でないことが、昨日の時点で観察されています。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、北の風、くもり、時々、雨か雪、所により、雷を伴う、最高気温10℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-7℃(4時45分現在)、過去12時間で2cmの降雪がありました。

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