更新日時: 2019/03/18 06:30
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
森林帯上部より標高が高いところでは、特定の地形にある不安定性に注意してください。日射と風の影響のない、とても急な斜面では、スラフや点発生雪崩が起こりやすい状態です。雪崩が小さくとも、その下方に崖や障害物(樹木や岩)が存在する「地形の罠」がある斜面であれば、重大な結末をもたらします。また、標高を上げる方は、風で移動した雪で形成されたスラブに警戒してください。その板状の雪の下には、低密度の雪があり、誘発しやすい状態です。孤立した地形、凸状地形など、周囲よりも雪が不安定になりやすい場所を避け、地形が積雪を支えるシンプルな斜面を探してください。気温低下により、雪はよく冷えています。斜度をやや落としても十分楽しめるはずです。良い一日を。
昨日(17日)は、森林帯上部にて、人的な刺激によってサイズ1の点発生雪崩が報告されています。
以前の荒天(13日~14日)の雪は沈降し、そこに昨日の午後に上空を通過した低気圧の降雪が20cm程度載っています。この新雪は結合力が弱く、日射と風の影響がない、とても急や斜面では、スラフや点発生雪崩を起こしやすい状態にあります。また、風に曝されるところでは、移動し、スラブを形成しています。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、朝晩、くもり、最高気温11℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-6℃(6時現在)です。