雪崩情報

更新日時: 2019/03/21 06:30

妙高


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

濡れた雪による雪崩に注意が必要です。特に、とても急で、人の利用が少なく、昨日の日射と昇温の影響を強く受けている斜面では、今朝からの降雨の影響もあり、危険度が上がっています。サイズ1の点発生雪崩であったとしても、濡れた雪はとても重たいため、容易に人を押し流します。乾いた雪に比べ、その流下速度が遅いからといって、油断しないようにしてください。また、森林限界から標高が低いところでは、全層雪崩の危険が上昇してます。グライドクラックが入る、あるいは落ち残りの雪ブロックがある斜面には近づかないでください。もし、その下方を通過する際は、「素早く・間隔を空けて」という原則的な行動様式を忘れずに。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

概要

雪崩


昨日(20日)は森林限界以下にて、サイズ1の濡れた雪の点発生雪崩が観察されました。

積雪


森林限界以下では、昨日(20日)の昇温と日射で湿るあるいは濡れた状態となり、積雪表層の強度は低下しました。特に、標高が低く、人の利用状況の少ない急斜面では、人的な刺激で点発生雪崩が容易に発生しうる状態でした。夜間の冷え込みは弱く、かつまた降雨もあるため、前日と同じ状態が継続していると考えることが必要です。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、後、西の風、やや強く、くもり、朝晩、雨、最高気温23℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温3℃(5時45分現在)です。

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