更新日時: 2025/01/08 07:00
アルパイン Fair 風向の変化がウインドスラブ形成に関する不確実性を生んでいる
森林限界 Fair 風向の変化がウインドスラブ形成に関する不確実性を生んでいる
森林帯 Fair 風向の変化がウインドスラブ形成に関する不確実性を生んでいる
信頼度:○ good □ Fair △ Low
昨日(7日)からの強風は、この24時間で北東から北、西へと変化しています。フィールドで行動する際は、常に方位に注意を払い、新しいウインドスラブや雪庇の形成を確認するようにしてください。昨日の強風は、普段ではあまり目にすることがないような、低い標高帯でもウインドスラブを形成していました。
過去24時間で風向が何回か変化しています。フィールドでは、それぞれの斜面でスラブの形成を探してみてください。
昨日(7日)は、標高850m、南東斜面にて、スキーカットによってサイズ1の雪崩が発生しています。ウインドスラブです。
北地区では一晩で最大 15cm、南地区では 5-10cm の降雪がありました。いずれの地区も、昨日午後から強風が吹いており、その風向も、東、西、北西と変化しています。この強い風によって、積雪表層の雪は削剥され、風下側へ運ばれることでウインドスラブを形成させました。標高500 m以下では、積雪表層にクラストがあることが確認されています。
強い西風を伴う、間断のある降雪あるいは曇りが予報されています。気温は低下傾向にあり、森林限界で-10℃近くになる、とのことです。