雪崩情報

更新日時: 2019/03/30 06:45

白馬


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Low


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高を上げる方は稜線や支尾根の周辺に形成されたウインドスラブに注意してください。孤立した地形や極端な凸状など、雪が不安定になりやすい場所では、まだ雪崩が発生するコンディションにあると考えて行動することが必要です。地形の罠のない、シンプルな地形を選べば安全に新雪を楽しめるでしょう。天気はゆっくりと下り坂で曇りが予報されています。フラットライトになりますと、地形形状が見にくくなります。余裕を持ったスピードでの滑走を考えてください。標高が低いところでは融雪がかなり進んでいます。落ち残りの雪ブロックや沢割れなどにも注意を払ってください。良い一日を。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(29日)は、森林限界付近の北側の斜面にて、誘発によるサイズ1の点発生雪崩が観察されています。

積雪


最近の降雪は沈降を進め、昨日の時点で、森林限界から下部では湿ったあるいは濡れた状態になりました。標高が高く、日射の影響のない斜面では、雪はまだ乾いた状態にあります。この新雪内での顕著な脆弱性は報告されていません。ただし、昨日から今朝にかけて、主稜線では西~南西の強い風が吹いていますので、それで形成したウインドスラブに警戒が必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、くもり、夕方から雨、最高気温15℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温-0.6℃(6時現在)です。

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