更新日時: 2019/04/04 06:44
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
6時現在も稜線では風による雪の移動があり、新しい雪崩の跡が観察されています。高い標高帯では稜線、支尾根直下に形成されている新しいウインドスラブの誘発に注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意して行動してください。低い標高ではグライドクラックがこの降雪により隠されているため転落に注意してください。一日晴れる予報です。南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性に注意して行動してください。
本日(4日)、標高1800m付近の南東斜面で、昨日の荒天中自然発生したと思われる複数の面発生雪崩サイズ1-2.5を観察。
昨日から続く強い北西風により雪が移動しウインドスラブが形成されている。ウインドスラブ内の結合に注意が必要。標高の高い場所では31日に埋没したクラストの上に100cm近い降雪が載っている。低い標高帯では、昇温と降雨で融解した旧雪内部は融解凍結サイクルが進み徐々に強度を上げている。
6時現在、アメダス藤原周辺での過去12時間の新たな降雪は無い。気象庁の発表では、高気圧に覆われるため、晴れる予報を出している。