雪崩情報

更新日時: 2019/04/06 06:30

白馬


アルパイン Low


森林限界 Low 日中の昇温と日射に留意


森林帯 Low 日中の昇温と日射に留意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

森林限界付近から上部では、強い西風で形成した局所的なウインドスラブに気をつけてください。そのスラブが孤立した地形や凸状地形と組み合わさると誘発しやすくなります。また、標高が低いところでは、昨日の高温(麓で19℃)からプラスの気温が継続していますので、グライドクラックが入った斜面には入らない、近づかないようにしてください。また、その下を通過する時は、なるべく斜面から離れ、メンバーの間隔を空け、素早く移動するなど原則的な行動様式をお願いします。良い一日を。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


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日中の昇温に留意

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


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日中の昇温と日射に留意

ウインドスラブ Wind slab


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概要

雪崩


昨日(5日)は、サイズ1-2の濡れた雪の雪崩が多数観察報告されています。また、日中に雪崩の発生音の報告も入っています。

積雪


荒天の雪は、昨日の昇温と日射の影響で濡れた状態となり、多数の雪崩の原因となりました。白馬山麓(標高700m)にて、昨日は14時に19℃を記録しており、そのまま今朝までプラスの気温で推移していますので、標高の低いところのグライドクラックの入った斜面の状態は、かなり悪いと考えてください。また、今朝にかけて森林限界から上部では多少(5-10cm程度)の降雪があった模様ですが、その雪の結合状態については不確実性が強い状態です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、朝晩、くもり、最奥気温16℃(標高400m)を予報しています。白馬山麓(標高700m)にて気温4.4℃(6時現在)です。

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