雪崩情報

更新日時: 2025/01/20 06:30

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Good


森林帯 Good 気温上昇の程度による


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

一般的に安全な雪崩コンディションです。孤立した地形に残る局所的に不安定な雪に注意してください。サイズ1の雪崩でも、その下方に「地形の罠」があれば、深刻な事態となりますので、地形の確認は忘れずに。積雪が安定している日でも、原則的な行動様式に沿った、なにかしらのリスク低減行動はお願いします。そのような行動の習慣付けが、万が一の時の被害を小さくするからです。習慣は一日してならずです。グライドクラックが沢山できています。斜面の変わり目に気を付けてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

極端な地形形状に形成している部分的に不安定な雪に注意

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

とても標高が低く、既にグライドクラックの入っている、極端な地形に注意

概要

雪崩


昨日(19日)は、森林帯の日射を強く浴びる急斜面にて、サイズ1の点発生湿雪雪崩が観察されました。

積雪


晴天の継続と高い気温によって、3つのことが起こりました。一つ目は、日射と高い気温の影響が強い南に面した急斜面で、日中、雪面の雪が融解し、夜にクラストが形成したこと。2つ目は、北側の風の影響のない斜面で、放射によって熱が逃げ、雪がドライアウトして軽くなったこと。3つ目は、全体的に温かい空気が、積雪の表層の雪の焼結と沈降を促進したことです。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、後、北西の風、曇り、日中の最高気温12 ℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-3 ℃(4時45分現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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