雪崩情報

雪崩情報の使い方

白馬

2019/12/30 06:10

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 観察の情報が不足している
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

クロスローディングの地形に注意して下さい。

概要

雪崩

昨日は、雪崩の観察などの直接証拠は、報告されていません。

積雪

27日の大量降雪は、強い風を伴った物でした。それ故、稜線、尾根の上では雪付きは悪く、谷間に運ばれて、積雪深や密度で多様性が生まれました。27日以前の積雪の中には降雪結晶の層が複数あり、注意を払いたい。

天候

日本海にある前線を伴った低気圧が東進してくる。気象庁は曇りで朝から昼前は雨か雪となる見込みと予報している。長野市で最高気温10度の予想。

行動と地形の助言

天候の悪化が予想されています。気温の上昇が予想されていますので、濡れに注意しましょう。 稜線、支尾根直下の急斜面に形成されている新たなウインドスラブに注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。自分がいる場所や上部、下部の斜面がどんな地形なのか注意を払ってください。 積雪が少ないため、思わぬ場所で行動不能になることもあります。事前の情報収集、そして、周囲の観察と推察を繰り返し、根拠のある意思決定を行うようにしましょう。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。