雪崩情報

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白馬

2019/12/31 06:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 行動者が少なく情報が足りない
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

クロスローディングの地形に気を付けたい

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

サイズが小さくとも、地形の罠との複合で致命的な結果になりえます。

概要

雪崩

昨日(30日)は悪天のため、山岳地で行動した方の数が少なく、報告もない。

積雪

標高の低いエリアでは、昨日昼より降雨がはいり、積雪表面は濡れ、再凍結している。凍結硬度以上では、新たな積雪が10-20cm。

天候

5時現在白馬村周辺では新たな降雪は0cm。気象庁によると、はじめ本州南岸を進む気圧の谷や前線の影響を受けますが、その後は冬型の気圧配置となる見込みです。北の風、くもり 昼過ぎから夕方より雪の予報が出されています。

行動と地形の助言

本日は暴風が予想され、山岳地での行動はお薦め出来ません。ゲレンデでの滑走や温泉を楽しまれることをお薦めします。 もし、標高の高い山に入られるなら、昨日の雨の影響を受けた斜面は硬く氷結しています。滑落に注意して下さい。 それ以上の標高では、斜度が急激に落ち込むような、地形が積雪を支えていない急斜面のストームスラブに注意してください。 風による雪の移動により、風下の稜線、支尾根直下では吹き溜まりも形成されています。 発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。自分がいる場所の上部に発生区がないか、下部の斜面がどんな地形なのか注意を払ってください。低い標高帯では藪が露出して滑走は困難です。沢への転落にも注意してください。

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