雪崩情報

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白馬

2020/01/01 06:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

風下側のサポートされていない急斜面に注意

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

サポートされていない急斜面、

概要

雪崩

昨日(31日)、山岳地で行動している人も少なく、視界もなかったため情報はない。

積雪

一昨日からの暖かい降雪(15cm)の上に、昨日の寒冷前線によって冷たい雪がもたられた。新たな積雪はエリア北側に行くほど多く、10-30cm。昨日の降雪は強い西寄りの風を伴っており、それによって積雪は再分配された。 一昨日の降雨の影響は1850mでも見受けられクラストを形成した。

天候

白馬村内で、24時間積雪が4cm。気象庁の発表では、北日本中心の冬型の気圧配置となるため、雪の降る所がある予報を出している。凍結硬度は1000m程度まで上がる。

行動と地形の助言

昨日の強風のため尾根沿いの雪は吹き払われ、風下側の急斜面にウインドスラブが形成されている見込です。できたてのウインドスラブは簡単に割れるため注意が必要です。風下側斜面に入る場合は、ノールを避けるなど上手く地形を使ったり、グループマネージメントをしてリスクへの対応をとるようにしましょう。 稜線は吹き払われ凍結している可能性があるため、滑落にも注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。低い標高帯では藪が露出して滑走は困難です。沢への転落にも注意してください。

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