雪崩情報
更新日時: 2025/01/24 05:30
白馬
アルパイン Low 正確な降雪量が不明
森林限界 Fair
森林帯 Good
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
特定の場所で雪崩コンディションが高い日です。地形と風の相互作用で、昨日からの新雪が溜まっているとても急な斜面に警戒してください。南側には、雪崩に適した硬い融解凍結クラストが埋まっていますので、小さい雪崩でも長い距離が流れやすい状況です。積雪の表層がスラブの特徴を持つ凸状や下支えのない場所を避け、シンプルな地形を探してください。森の中でもグライドクラックが多数、出現してます。慎重なルート選択が必要です。良い週末を。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
昨日、結束性のとても低い雪が降っています。新雪の量が少なくとも、積雪の表層がスラブの特徴を持つ場所では、人の刺激で雪崩が発生しうるコンディションにあると考えてください。
点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow
雪の溜まるとても急なガリーなどに注意。自分の下方に「地形の罠」がないか確認を。
概要
雪崩
昨日（23日）は、森林限界の北側の急斜面にて、スキーカットによるサイズ１の点発生雪崩が観察されました。これは、標高の高い場所で昼前から降り始めた新雪によるものです。また、森林帯では、数日内に発生したサイズ２の全層雪崩が観察されています。
積雪
上空の気圧の谷の影響で昨日（23日）の昼頃から弱い降雪が標高の高い場所で観察されています。その量は、Hakuba Valleyの北側の森林限界で10-15 cm程度でした。今朝までに更に10 cm程度の降雪があった模様です。これらの新雪は、南の急斜面では硬い融解凍結クラスト、北側では沈降した旧雪に載っています。一方、標高1,000 m以下では、昨日の夕方から弱い降雨があり、雪は濡れた状態となりました。
天候
本日は、高気圧に覆われますが、気圧の谷や湿った空気の影響を受ける見込みです。気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、時々、晴れ、昼過ぎから雪か雨、日中の最高気温7 ℃（標高418 m）を予報しています。アメダス白馬（標高703 m）にて気温-0.7℃（5時現在）、過去12時間で新たな降雪はありません。アルパイン（標高2,400 m）は気温-10.8℃（5時現在）、平均風速11 m/sの北西の風となっています。
