雪崩情報
更新日時: 2020/01/03 04:37
かぐら谷川武尊
アルパイン Fair
森林限界
森林帯
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
昨夜の強風のため尾根沿いの雪は吹き払われ、風下側の稜線や支尾根直下の急斜面にウインドスラブが形成されている見込です。風下の急斜面に入る際はウインドスラブ存在の可能性と、その結合に注意してください。稜線は吹き払われ凍結している可能性があるため、滑落にも注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。低い標高帯では藪が露出して滑走は困難です。沢への転落にも注意してください。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
概要
雪崩
昨日(2日)、新しい雪崩の報告は無い
積雪
昨日、標高2000ｍ付近ではクラストの上に30－40㎝の降雪が載っているのが観察されており、その結合は悪くない。昨夜の強い西風の影響で尾根沿いの雪は吹き払われクラストが露出し、稜線、支尾根直下にウインドスラブが形成されている可能性がある。森林限界以下では、藪や沢が露出している。
天候
4時現在、アメダス藤原での新たな降雪は無い。気象庁は、高気圧に覆われているが気圧の谷や寒気の影響により、曇りで朝から昼過ぎは晴れるが、山地では雪が降る予報を出している。
