雪崩情報

更新日時: 2025/01/26 04:30

かぐら谷川武尊


アルパイン Low 降雪量と風の影響が不明


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨晩からの風による雪の移動により、高い標高の稜線や支尾根直下にウインドスラブが形成されている見込みです。結合が進んでいないウインドスラブの誘発に注意してください。また、低い標高ではグライドクラックが開いている場所や、崖状斜面からの全層雪崩の可能性に注意してください。そのような斜面の下部に立ち入らない、または素早く通過するようにしてください。滑走後にリグループをする際は、雪崩地形を外し、尾根の上などのできるだけ安全な場所で再集合するように心がけてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

稜線や支尾根直下の急斜面に注意

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

グライドクラックの開いている場所に注意

概要

雪崩


昨日(25日)、視界が悪く、新しい雪崩を観察した報告は無い。

積雪


積雪上層部は沈降が進み結合が上がっている。その上に風の影響を受けた5-15cm程の最近の降雪が載っており、昨晩からの強い北寄りの風により雪が移動し、風下にウインドスラブを形成している見込み。かぐらエリアでは、旧雪との境界面上に低密度の積雪と、強い温度勾配が観察されており今後の結合に注意が必要。南寄りの斜面の旧雪はクラストしている。積雪中層部から下層にかけての脆弱性を観察した報告は無い。2日前まで南寄りの急斜面ではグライドクラックの動きや全層雪崩の発生が観察されている。

天候


4時現在、アメダス藤原の気温は-3.0℃。周辺では2-3cm程の新たな降雪があり、現在も雪が弱く降っている。気象庁では、高気圧に覆われるが、寒気や湿った空気の影響を受けるため、群馬県北部は曇り昼前から時々晴れで、昼前まで雪の降る所があるとの予報を出している。

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