更新日時: 2025/02/02 07:00
アルパイン Fair 昨日の北風の強風による積雪は再配分
森林限界 Fair 風が収まった後の雪の結合状態
森林帯 Low 北部地区(余市岳など)は、まだ危険度が高い可能性
信頼度:○ good □ Fair △ Low
天候の回復はバックカントリーの奥地へと向かいたくなるものです。その際、慎重な地形の判断をお願いします。特に、北部地区では新たな降雪もありましたので、雪崩危険度は高いままで継続していると考えてください。
雪崩情報の発表区域、全域で、とても強い風とまとまった降雪によって、硬度のあるウインドスラブの形成が、昨日、報告されています。
北部地区では、より多くの降雪がありました。このため、斜面に入る前に、その状態をよく調べる必要があります。
とても急峻な地形で注意
雪がクロスローディングで堆積する場所にて、サイズ1のウインドスラブの雪崩が報告されています。尻別岳では滑走者による誘発、チセヌプリでは標高1,000 m以上の場所で発生しています。
余市岳方面では、まだ降雪が続いており、過去24時間で22 cm(小樽)となっています。これは本日未明からのものです。また、キロロでは昨夕から10 cm程度です。一方、倶知安では、過去24時間で10 cm(直近6時間ではゼロ)です。ルスツ方面は、ごくわずかの降雪です。一連の荒天の雪は、1月28日に埋没した再結晶化した雪面や融解凍結クラスト、あるいは局所に残る表面霜の上に載っています。積雪の中層と下層は、よく結合しています。
高気圧が進んできたため、上空の風は北寄りとなり、風速も下がっています。今日は、曇り空で小雪となる予報が出ています。この後、風向は西へと変わり、低温が続くとのこと。今晩は、晴れて、気温は-10℃程度まで下がりそうです。