雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/01/26 06:24

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(25日)、新たな雪崩の報告は無い。

積雪

23日の降雨の影響は少なくとも標高1900m以上。標高の高い場所では薄くクラストを形成し、その上に20-30cm程の積雪が載っている。境界面の結合はよいが再結晶化を観察している報告もあり、今後の経過に注意が必要。風のあたる場所ではクラストが露出している。

天候

6時現在、アメダス藤原での新たな降雪は無い。気象庁の発表では、前線や気圧の谷の影響を受けるが、午後は高気圧に覆われるため、曇りで昼過ぎから晴れの予報を出している。

行動と地形の助言

稜線や支尾根直下の極端な急斜面に形成されているウインドスラブの存在に留意してください。積雪が少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。低い標高帯では藪や沢が露出して滑走は困難です。日中晴れる予報です。南寄りの大きな急斜面からの日射の影響による湿雪点発生雪崩の可能性に注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。