雪崩情報

更新日時: 2025/02/04 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

とてもわかりやすい不安定性のパターンが出現しています。本日は、降雪量の増加と共に、雪崩危険度は急激に上昇します。森の中であっても、急峻で開けた場所では、雪崩が発生しうると考えて行動してください。大きく報道されているように、天候は明瞭に悪化します。経験の浅いグループは、スキー場内での滑走がおすすめです。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

降雪量の増加と共に、雪崩の規模も、誘発感度も、急激に上昇します。表層の新雪がスラブの特性を持つ場所では、敏感に反応します。地形に対する慎重な選択が必要です。

概要

雪崩


昨日(3日)は、森林限界のとても急峻な地形にて、サイズ1-1.5の面発生雪崩が観察されています。また、森林帯と森林限界にて、スキーカットによって発生するサイズ1の点発生乾雪雪崩が、全方位で観察されています。

積雪


昨日は、日本海を北東に進む低気圧の影響で、暖かい空気が入り、標高1,300 m以下の雪面は濡れ、大きく沈降しました。また、結束性の低い雪が5 cmほど降り、それがスキーカットで敏感に反応し、小さい点発生雪崩を起こしています。この雪が、今後の荒天の雪で埋もれると、雪崩を発生させるわかりやすい弱層となります。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、曇り、時々、雪、日中の最高気温3 ℃(標高418 m)を予報しています。また、長野地方気象台は、4日3時16分、長野県北部に対し、5日6時までの24時間で40 cmの降雪を予報しています。アメダス白馬(標高703 m)にて気温-3.4 ℃(5時現在)、過去12時間で新たな積雪は記録されていません。主稜線(標高2,400 m)では、気温-15℃、平均15 m/sの北西の風となっています。

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