雪崩情報
白馬
2020/02/03 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair | 昇温によるコンディション変化に留意 |
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab























概要
雪崩
昨日(2日)はアルパインエリアにて、複数のサイズ1のウインドスラブの雪崩が人的な誘発で発生しました。
積雪
荒天の雪は沈降し、標高が高いところでは風で再堆積し、ウインドスラブを形成しています。風で削剥される場所では、以前の硬い融解凍結層が露出しているところもあり、多様な雪面状況となっています。
天候
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、昼過ぎから、くもり、所により雪か雨、最高気温12℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-5℃(5時現在)です。
行動と地形の助言
特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。未明から風向は南西に変わっています。標高を上げ、風の影響が強いアルパインを目指す方は、昨日とは異なった地形にウインドスラブが形成していることを考えながら行動してください。昨日の多数の斜面利用状況を目の当たりにすると「今日はもう大丈夫だろう」と考えたくなるものです。しかし、今日はまた「別の新たな一日」と考え、新鮮な眼で斜面を観察し、地形を選んでください。小さい雪崩であっても「地形の罠」が組み合わされば、結末は簡単に重大なものとなります。低気圧が接近してきており、明日以降、大荒れの予報が出ています。気象は明瞭に悪化していく方向ですので、それを考慮した行動計画を。