雪崩情報

白馬

2020/02/04 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(3日)は真新しい雪崩は観察されていません。森林限界以上の北~北東斜面でシューティング・クラックが観察されています。

積雪

荒天の雪は沈降し、昨日の日中は南よりの強い風による表層の乾いた雪の移動がありました。昨晩からの降雪量はわずかですが、風向きは北西へと夜間に変わっており、再び、新たなウインドスラブが形成していると考える必要があります。麓に近いところでは、昨日の昇温で湿ったものとなり、スノーボールも観察されています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、時々、晴れ、所により、昼前まで雪、最高気温7℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-0.3℃(5時現在)、標高1,300 m付近で過去12時間で5 cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

特定の地形に形成したウインドスラブに注意してください。降雪量がわずかでも、積雪表層に乾いた雪があり、それが風で移動可能であれば、ウインドスラブは形成します。支尾根側面や孤立した地形など、局所にある不安定なスラブに警戒してください。小さい雪崩であっても、「地形の罠」が組み合わさることで重大な結末となります。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。