雪崩情報
更新日時: 2025/02/11 06:00
かぐら谷川武尊
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
急斜面でのストームスラブの誘発に注意してください。昨日は非常に大きな雪崩を観察した報告がありました。樹木の少ない開けた場所や、斜度が急激に変化する場所での誘発に注意が必要です。斜度の緩い場所や尾根上での行動をお勧めします。自身が斜度の緩い場所にいても、頭上の大きな雪崩発生区からの雪崩に注意してください。滑走後に再集合をする際は、雪崩地形を外し、尾根の上などのできるだけ安全な場所でするように心がけてください。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
急斜面に注意
概要
雪崩
昨日（10日）、樹林帯の急斜面で、自然発生および人的誘発による点発生雪崩（サイズ1-1.5）の発生が多数報告されている。谷川岳エリアでは大規模な面発生雪崩（サイズ3）を観察した報告があった。
積雪
今回の荒天の降雪は多いところで200cm以上。密度が低く粒度の大きな降雪が今回の降雪で埋没しており結合に注意が必要。また、今回の降雪内の上部も結合が進んでいないため人の刺激に反応している。南寄りの斜面ではクラストが深く埋没しており結合に注意。
天候
6時現在、アメダス藤原の気温は-3.8℃。過去12時間に11cmの降雪、標高1300m付近では過去12時間に7cm、アメダス湯沢では17cmの降雪があり現在も続いている。気象庁では次第に高気圧に覆われるが気圧の谷や寒気の影響を受けるため、群馬県北部の山麓では曇りで昼過ぎまで雪の降る所がある予報を出している。
