雪崩情報

更新日時: 2025/02/12 07:00

ニセコ・羊蹄・余市・尻別


アルパイン Fair 風と昇温の強度に依る


森林限界 Good 風と昇温の強度に依る


森林帯 Good 風と昇温の強度に依る


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

本日は、昇温に伴う雪崩コンディションの変化に注意してください。午後には暴風雪となる予報が出ていますので、天候が悪化し始めたら、ツアーを早めに切り上げることを考えてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

中程度の南西の風が、荒天の雪を再配分させ、以前とは異なった風下斜面にスラブを形成

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

日中の昇温はスラブの形成を促します。この荒天の雪によるスラブは、2月8日の融解凍結クラストに載っているところもあり、そこでは刺激に対する反応性が上がる可能性があります。

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow


ベース画像

急峻な地形に注意

概要

雪崩


昨日(11日)は、急峻な地形で点発生雪崩が報告されましたが、面発生雪崩の報告はありませんでした。

積雪


今朝までに5 cm程度の降雪があり、今回の新雪は20-50 cmとなっています。この荒天の雪は、2月8日に形成した薄い融解凍結クラストの上に載っています。一方、北側では沈降している1m ほどの以前の荒天の雪の上にあります。1月28日埋没の持続型弱層は、まだ、存在しており、現在、1-2 mの深さに埋もれています。直近のテストに対する反応は鈍いものとなっています。また、この一週間、この層での雪崩は報告されていないこともあり、持続型スラブの表示は一旦消されますが、雪崩情報のチームは、今後もこの層をトラッキングしていきます。

天候


北海道の南東で低気圧が発達するため、南西の風が入ってきます。午前中の小雪は、午後にはしっかりとした降りとなり、夕方にかけてまとまったものとなりそうです。日中で5-10 cmの降雪が予報されており、南東の風が吹きます。この温かい風の影響で凍結硬度は350 m程度となりそうです。山麓での最高気温はプラス3℃とのこと。午後の雪は、湿り気を持ったもので始まりそうです。

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