雪崩情報
更新日時: 2025/02/18 05:30
白馬
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
とても危険な雪崩コンディションです。たとえ森の中にいても、風の影響を受けた雪が堆積している発生区、その下方にある走路に最大の注意を払ってください。安全マージンを大きく取った地形の利用と、保守的な意思決定が必要な日です。サイズ１の雪崩であっても、森の中で流されれば、樹木へ激突し、致命的になります。経験の浅い方は、スキー場での新雪滑走がおすすめです。新雪エリアを滑走する際は、仲間と一緒にバディ・システムを使ってください。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
寒気の流入に伴い、気温が低下しています。昨日、明瞭に観察された不安定性は、本日も継続しており、増加した積雪により、大規模な雪崩が発生しうる状況と考えてください。
概要
雪崩
昨日（17日）は、森林帯にて、サイズ1のストームスラブが多数、観察されました。滑り面は旧雪の融解凍結クラストです。また、5-10 mのシューティング・クラックも報告されています。荒天のため、標高の高い場所での情報はありません。
積雪
昨日（17日）の朝8時頃から降雪は始まりました。長野県の北側を通過する小さい低気圧の影響によって、風もなく、高めの気温による降雪でした。その後、低気圧が東に抜けると、暴風雪へと変化。激しい風によって、リフトの運休も発生しました。森林帯では、日中に25-30 cmの降雪量となり、スキーカットで簡単に雪崩が発生。森林帯では、昨日からの降雪量は50-60 cmで、強い北寄りの風の影響を受けています。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、雪、朝から昼過ぎ、曇り、日中の最高気温3 ℃（標高418 m）を予報しています。アメダス白馬（標高703 m）にて気温-6.7℃（5時現在）、過去24時間で17 cm、積雪深が増加。主稜線（標高2,400 m）では気温-19℃（5時現在）、平均20 m/s近い、北寄りの風が吹いています。長野県地方気象台は、2月18日4時14分、長野県北部に対し、19日6時までの24時間で40 cmの降雪を予報しています。
