更新日時: 2025/02/20 05:00
アルパイン Low 荒天による観察データの不足
森林限界 Low
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
降雪量が多いものの、アルパインでの観測情報が限られているので、発表されている雪崩情報には不確実性があります。100 cm以上の降雪となった北地区では、強い北西の風の影響もあり、ウインドスラブの形成と、それの人への反応性に警戒が必要です。荒天サイクルが始まった頃の観察によって、新雪と旧雪の結合は悪く、人の刺激に反応を示していました。さらなる観察データが集まり、不確実性が改善されるまで、大きな雪崩発生区への侵入を避けることをおすすめします。
北地区では、今回の荒天で1 mを越える降雪となりました。強い北西の風が、この新雪を運び、ウインドスラブを形成しています。今日は、誘発の可能性が高い、と考えてください。
降雪の多かった北地区でストームスラブの危険性が高いと考えてください。新雪と旧雪との結合状態はよくないままです。
急峻な地形では、低温でもあり、点発生雪崩の危険があります。
過去数日間、地域全体の東斜面いて、多数のサイズ1の面発生雪崩が観察・報告されています。
北地区(余市岳エリア)では、1 m以上の降雪でしたが、南地区では、それほどでもありませんでした。新雪と旧雪の結合は、あまり良くないようです。強い北西の風によって、荒天の雪は標高の低い場所まで運ばれ、ウインドスラブを形成しています。風に曝されない場所では、ストームスラブが形成しており、人の刺激に反応しうる状況です。
午前には、一時的に風雪が弱まる予報が出ています。しかし、午後からは、また強い降雪がありそうです。比較的、北寄りの風は弱くなるとのこと。