雪崩情報

白馬

2020/02/10 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow

風の影響のない、とても急な斜面

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(9日)は森林帯にてスキーカットなどによって面発生雪崩(サイズ1)が複数、報告されています。標高の高い場所に関しては視界が悪く、十分な観察ができてません。

積雪

8日未明からのまとまった降雪は9日朝に止まり、その後、標高を低いところを中心に荒天の雪は急速に沈降しています。この新雪層は、全体的に下層が密度が高い正構造となっており、9日早朝に評価された不安定性よりも、実際は安定したものに昨日はなっていました。とは言え、まだ不安定性要素は残っていますので、より誘発しやすい場所での警戒、そして夜間の風の影響などを本日は考慮する必要があります。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、くもり、昼過ぎから雪、最高気温4℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-13.8℃(5時現在)、標高1,300 m付近で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。誘発点となりやすい凸状や孤立した地形、あるいは深い沢といった地形の罠を避け、極端な斜面変化のないシンプルな地形を選んでください。風の影響が弱い場所であれば、下支えのあるスピードに乗れるパウダーが楽しめるはずです。雪はとても重たいので、小さい雪崩であっても、それに遭ってしまえば、重大な結末を招く存在です。楽しい1本があったとして、下山するまで、安全な場所を使いつつ、原則的なグループ・マネジメントを実施することを忘れずに。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。