雪崩情報

白馬

2020/02/11 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair 昇温と日射による変化に注意

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(10日)は森林限界付近にて、スキーカットで点発生雪崩(サイズ1)や、シューティングクラックが観察されています。

積雪

昨日(10日)午後から本日未明にかけて森林帯上部で30 cm程度の新たな降雪がありました。8日からの一連の荒天の雪の中には、まだ十分に焼結していない箇所が残っていることが、昨日、観察されています。降雪が始まる前は南西、その後は北西の風となっており、昨日、標高の高いところでは、真新しいスラブでのシューティングクラックも観察されています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、後、晴れ、明け方まで雪、最高気温5℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-3.4℃(5時現在)、標高1,300 m付近で過去24時間で30 cmの降雪がありました。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。標高を上げる方は夜間に吹いた風で形成したウインドスラブに注意してください。荒天の雪は、まだ完全に落ち着いていませんので、昇温と日射の影響を強く受ける南側の急斜面では、日中、積雪表層の雪が変化し、局所で不安定性が生じる可能性があることを忘れずに。特定の山域は非常に混雑することが予想されます。雪崩地形における他グループとの位置関係を考えながらの行動をお願いします。まとまった降雪はありましたが、麓に近いところでの積雪量はまだ少ない状況です。沢底の穴など、雪崩以外のハザードにも十分警戒してください。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。