雪崩情報

更新日時: 2020/02/12 04:49

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

積雪は徐々に強度を上げてきていますが、高い標高帯では不安定性が残っている可能性があります。稜線、支尾根直下の急斜面に新たに形成されたウインドスラブの誘発に注意してください。斜度が急激に変化するような場所や、地形が積雪を支えていないような場所での新しいストームスラブの誘発にも留意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しているため、下部の地形にも注意してください。日中の日射の影響による、南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩や雪庇の崩落の可能性にも注意してください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(11日)、武尊エリアの森林限界以上の標高帯で人的誘発により複数の面発生雪崩サイズ1が観察された。視界が悪かったため限定的な観察。

積雪


森林限界以上では10日夕方から始まった強い北西風を伴った降雪が50cm以上載っており徐々に沈降している。昨日の風で稜線、支尾根直下に再配分されウインドスラブを形成し、人の刺激に反応している。

天候


5時現在、アメダス藤原での新たな降雪はない。気象庁の発表では、高気圧が日本の東に移動し、夜には前線が東シナ海から四国の南海上までのび、低気圧が日本海西部に進む見込み。このため、晴れで昼過ぎから時々曇りとなる予報を出している。

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