雪崩情報

白馬

2020/02/16 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Good 今後の降雨に注意
森林限界 Good 今後の降雨に注意
森林帯 Fair 今後の降雨に注意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

概要

雪崩

昨日(15日)は、森林帯にてスキーカット等での濡れた雪による点発生雪崩が多数、観察報告されました。

積雪

森林限界から森林帯上部までの範囲においては、積雪表層は融解と凍結を繰り返す春のサイクルに入っています。森林帯下部では積雪は等温化しており、グライドクラックは拡大しています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、くもり、時々、雨、最高気温14℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温1.1℃(5時現在)です。麓(標高700 m)では14日朝から今朝までプラスの気温が継続しており、日中は11℃近くまで昇温しています。

行動と地形の助言

今後の降雨の状況に注意してください。既に高温の日が続いており、グライドクラックや雪シワが入った斜面の積雪強度は十分に低下しています。そのような斜面には入らないようにしてください。また、その下方を通過する際は、間隔を開けて素早く移動するなどの原則的な行動様式を大切に。標高が高いところでは硬く凍結している斜面となっています。滑落にも十分注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。