雪崩情報

白馬

2020/02/18 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(19日)は真新しい雪崩の観察報告は入っていません。

積雪

昨晩からの降雪が森林帯上部にて20 cm程度あり、現在も降雪は続いています。融解凍結した旧雪と昨晩からの新雪の境界面の状態については、現時点では情報がありません。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、くもり、時々、雪、最高気温4℃(標高400 m)を予報しています。また、長野地方気象台は午前4時8分、白馬村、小谷村に対し、大雪注意報(12時間で最大降雪量25 cm)を本日18 時までの期限で発表しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-2.7℃(5時現在)です。標高1300 m付近で昨晩から20 cm程度の降雪がありました。

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。慎重なルート選択をしつつ、新雪と旧雪の結合状態を確認してください。風の影響を受けた雪が堆積しやすい場所では、新雪内からも雪崩は発生しえます。ラッセルをしながら積雪状態の変化に気づく、あるいは周囲の観察を行いながら行動し、スラブの形成に気づいてください。そして、斜度を落とすことが雪崩対策に最も有効です。今回の新雪が以前の荒れた斜面や沢の穴や障害物を隠していることを忘れずに。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。