雪崩情報

更新日時: 2020/02/20 04:41

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

高い標高帯の稜線、支尾根直下の極端な急斜面に局所的に残るウインドスラブの不安定性に留意してください。低い標高帯では先日発生した全層雪崩のデブリ(堆積物)が薄く隠されています。稜線は吹き払われ硬く凍結しているため滑落にも注意が必要です。先日の昇温により、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しているため、下部の地形に注意してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(19日)、谷川エリアの1600m付近の東斜面にて自然発生の面発生雪崩サイズ1.5の観察の報告があった。

積雪


高い標高帯では硬く凍結したクラストの上に、昨日までの荒天による積雪20-30cmが載っている。この降雪は北西寄りの風により尾根状の場所から吹き払われ、風下の稜線、支尾根直下にウインドスラブを形成しており、沈降が進んだ。

天候


4時現在、アメダス藤原での新たな降雪はない。気象庁は、関東の東を進む低気圧や、気圧の谷の影響により、曇りの予報を出している。

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