雪崩情報

かぐら谷川武尊

2019/01/05 06:47

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Good
森林帯 Good

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

稜線、支尾根直下の急斜面からの誘発に注意

概要

雪崩

3日までの荒天中に発生したと思われる面発生雪崩、サイズ1-2が 極端な急斜面で多数観察された。

積雪

深夜から強くなった西寄りの風の影響により新たなウインドスラブが形成されており、結合に注意が必要。過去の荒天の降雪は沈降が進み強度を増してきている。南寄りの急斜面では昨日の日射の影響によりクラストが形成されている。

天候

6時現在、標高800mの藤原周辺であらたな降雪は無いが、雪が舞い始めている。気象庁の発表では、低気圧が日本の東へ進み、次第に冬型の気圧配置となる見込み。このため山地を中心に、昼前から雪の予報を出している。

行動と地形の助言

稜線、支尾根直下の急斜面のウインドスラブに注意してください。雪庇が発達してきているため、踏み抜きや崩落にも注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意してください。自分がいる場所の上部に発生区がないか、下部の斜面がどんな地形なのか注意を払ってください。低い標高帯では沢への転落にも注意してください。気象庁は、冬型になる予報を出しています。気象の変化に注意して行動してください。

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