雪崩情報

更新日時: 2020/03/01 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 昇温と日射に留意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

森林限界付近では北東側を中心に、特定の場所で不安定性は残っています。孤立した凸状地形など、積雪を支えにくい形状の地形に警戒してください。まだ雪崩が発生しうる状態にあります。標高を上げる方は、主稜線付近にて、西~南西の風形成したウインドスラブに注意してください。本日も昇温が予報されており、麓では夜間を通してプラスの気温となっています。日中の積雪表層の雪の変化に注意を。安全な場所で休む・止まる、一人ずつ滑るなど原則的な行動様式を大切にしつつ、良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(29日)は森林限界付近を中心に多数の誘発によるストームスラブの雪崩(サイズ1-2)が観察されました。これらは過去数日、人の刺激に反応している弱層によるものです。また、日射を強く浴びる急斜面では濡れた雪に点発生雪崩(サイズ1-1.5)も複数観察されています。

積雪


森林限界の北東~東の急斜面では、過去数日、多数の雪崩を発生させている弱層(25日の降雪)は、まだ人の刺激に対して反応します。一方、森林限界付近およびそれより標高が低い場所では、日射と昇温の影響で雪は沈降しており、積雪表層は濡れたあるいは湿った状態となり、滑りにくいクラストを形成しています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、朝晩くもり、最高気温10℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温1.5℃(5時現在)です。標高1300 m付近にて、過去48時間で新たな降雪はありません。

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