雪崩情報

かぐら谷川武尊

2019/01/06 04:50

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

標高が高く積雪が多い場所の、新たなストームスラブの結合に注意が必要

概要

雪崩

昨日(5日)、南東斜面1850m付近で、過去48時間以内に発生したと思われる面発生雪崩または雪庇崩落と思われるものの報告があったが、視界不良のため詳細は不明。

積雪

過去の荒天の降雪は沈降が進み強度を増してきている。南寄りの急斜面では4日の日射の影響によりクラストが形成され、昨日からの降雪により埋没している。

天候

4時現在、標高800mのアメダス藤原で4㎝の新たな降雪。気象庁の発表では、冬型の気圧配置は次第に緩み、気圧の谷の影響を受ける見込み。このため、山地を中心に朝晩は雪の予報を出している。

行動と地形の助言

急斜面に形成されている新たなストームスラブの結合に注意してください。また、稜線には雪庇が発達してきているため、踏み抜きや崩落にも注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意してください。自分がいる場所の上部に発生区がないか、下部の斜面がどんな地形なのか注意を払ってください。低い標高帯では沢への転落にも注意してください。気象庁は、新たな降雪がある予報を出しています。気象の変化に注意して行動してください。

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