雪崩情報

更新日時: 2019/01/06 06:00

白馬


アルパイン Low


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

急斜面の風下側に形成しているストームスラブに警戒してください。樹林があっても、スラブがとても軟らかく、斜度が十分あれば雪崩は発生します。コンディションの把握に確信を持てない場合は、斜度を落とし、積雪を支えやすいシンプルな地形を選んでください。樹林帯はまだヤブが濃いため、滑走できそうな場所に人が集まりやすい状況にあります。自分の上方あるいは下方に別グループがいないか、にも注意を払ってください。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

降雪量に伴って危険度は上昇

概要

雪崩


昨日(5日)は朝方からの降雪によるストームスラブの雪崩(サイズ1.5)が、スキーカットに反応して発生しています。

積雪


昨日の時点では、4日の好天で沈降した旧雪と、5日朝方からの降雪の境界面の結合状態が良くなく、人的な刺激で反応を示していました。麓では今朝までの降雪量は10cm程度ですが、標高をあげたところでその量が多ければ、前日からの不安定性によるストームスラブの危険が継続していると考えてください。安全な小さな孤立した地形でスキーカットを試みることで判断の材料が得られるかもしれません。

天候


緩やかな冬型の気圧配置が続いています。気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、明け方まで雪、最高気温3℃(標高400m付近)を予報しています。白馬村(標高703m)にて6時現在の気温は-3.5℃です。

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