雪崩情報

更新日時: 2020/03/15 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

アルパインエリアではウインドスラブに注意してください。昨日の降雪量は少ないものの、風で移動した雪が堆積した風下側では、十分に警戒すべき規模の雪崩が発生しうるポテンシャルがあります。また、主稜線直下の大きく開放的かつ対象物のない斜面は、斜度を的確に捉えるのが難しくなるものです。雪崩対策には「斜度」が最も重要であることを思い出し、その斜面の最大傾斜に敏感になってください。現在はスマートフォンで斜度が測れるアプリがいろいろありますので、活用してください。一方、風に叩かれる斜面では硬い融解凍結クラストが露出しています。滑落など、雪崩以外の危険にもご注意を。安全な地形を使った原則的なグループマネジメントで、良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(14日)は森林限界付近にて、スキーカットでサイズ1-1.5の雪崩(ストームスラブ)が発生しています。

積雪


森林帯上部で過去24時間で10-15 cmの降雪がありましたが、降雪自体は昨日の午後で終わっています。その後、西から北寄りの風で雪は移動しており、ウインドスラブを形成しています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、晴れ、昼過ぎから、くもり、夕方から雪、最高気温10℃(標高400 m)を予報しています。白馬山麓(標高700 m)にて気温-1.7℃(5時現在)、標高1300 m付近にて過去24時間で10 cm程度の降雪がありました。

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