雪崩情報

かぐら谷川武尊

2019/01/08 04:34

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

稜線、支尾根直下の急斜面の吹き溜まりに注意

概要

雪崩

昨日(7日)、新しい雪崩の報告はない。

積雪

南寄りの急斜面では4日の日射の影響によりクラストが形成され、5日からの降雪により埋没している。この降雪内部に低密度の層があり、結合に留意。標高の高い場所では昨夜の強い西風の影響によりウインドスラブが形成されている可能性が高い。

天候

4時現在、標高800m付近で昨夕から5㎝程の新たな降雪。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、午後は次第に冬型の気圧配置が強まる見込み。このため、山麓では曇りで夜は雪。6時からの24時間で、多いところで40㎝の降雪予報を出している。

行動と地形の助言

昨夜の風の影響により形成されている、稜線や支尾根直下の急斜面のウインドスラブの結合に注意してください。また、稜線には雪庇が発達してきているため、踏み抜きや崩落にも注意が必要です。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」の存在に注意してください。低い標高帯では沢への転落にも注意が必要です。気象庁は、冬型が強まり、新たな降雪がある予報を出しています。気象の変化に注意して行動してください。

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