雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/03/17 04:47

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(16日)、新たな雪崩の報告はないが、天候と視界が悪く入山者が少なかったため観察は限定的。

積雪

標高の高い場所では、強い北西風の影響を受けた新たな降雪が30-50cm程載っている。15日朝までの積雪上部に密度が低い粒度の大きな降雪結晶の層が観察されており、今回の新たな降雪との結合に注意が必要。

天候

4時現在、アメダス藤原での過去24時間の降雪量20cm、気温-3.3℃で周辺では雪が降っている。気象庁は、高気圧に覆われて晴れるが、寒気の影響を受けるため、朝晩曇りとなり、雪の降る所がある予報を出している。

行動と地形の助言

昨日からの強い北西風を伴った降雪により、風下の稜線や支尾根直下にはウインドスラブが形成されています。旧雪との境界面に結合の悪い層がある可能性があり、斜度が急激に変化するような場所での誘発に注意が必要です。低い標高帯では、グライドクラックの開いている場所や崖状の場所からの全層雪崩に注意してください。危険性の高い場所の下部には立ち入らないようにする、または素早く移動することをおすすめします。日中晴れる予報です。南向きの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性に注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。