雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/03/18 06:04

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(17日)、東向きの極端な急斜面で小さな(サイズ1)面発生雪崩が複数観察された。

積雪

標高の高い場所では、強い北西風の影響を受けた降雪が30-40cm程載っており、日中沈降が進んだ。昨夜の強い西風により再配分され風下の稜線直下には新たなウインドスラブが形成されている見込み。15日朝までの積雪上部に、密度が低い粒度の大きな降雪結晶の層が観察されており結合に留意。

天候

5時現在、アメダス藤原での過去12時間の降雪量1cm、気温1.5℃。気象庁は、高気圧に覆われて晴れるが、低気圧や湿った空気の影響により、明け方は雪の降る所がある予報を出している。

行動と地形の助言

昨日からの強い西風の影響で雪が移動し、風下の稜線や支尾根直下にはウインドスラブが形成されている見込みです。斜度が急激に変化するような場所での誘発に注意が必要です。低い標高帯では、グライドクラックの開いている場所や崖状の場所からの全層雪崩に注意してください。危険性の高い場所の下部には立ち入らないようにする、または素早く移動することをおすすめします。日中晴れる予報です。南向きの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性に注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。