雪崩情報

雪崩情報の使い方

かぐら谷川武尊

2020/03/19 05:51

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(18日)、標高1900m、南東向きの急斜面で自然発生の小さな(サイズ1)面発生雪崩。南向きの極端な急斜面で複数の湿雪点発生雪崩(サイズ1.5)が観察された。

積雪

標高の高い場所では、先日の荒天による降雪が30-40cm程載っており、昨日さらに沈降が進んだ。高い標高帯の稜線直下にはウインドスラブが形成されているが徐々に結合は進んでいる見込み。

天候

5時現在、アメダス藤原での新たな降雪はなく気温-1℃。気象庁は、高気圧に覆われるが、低気圧が本州南岸を東北東へ進むため、晴れで、夜は曇りとなる予報を出している。

行動と地形の助言

高い標高帯の稜線や支尾根直下の極端な急斜面に残るウインドスラブの誘発に留意してください。低い標高帯では、グライドクラックの開いている場所や崖状の場所からの全層雪崩に注意してください。日中晴れて気温が上がる予報です。南向きの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性に注意してください。危険性の高い場所の下部には立ち入らないようにする、または素早く移動することをおすすめします。

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