雪崩情報

更新日時: 2020/03/20 06:00

妙高


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨日の大幅な昇温と日射によって多量の融解水が出ていますので、標高の低いところでは全層雪崩に注意してください。グライドクラックや雪シワの入った斜面に入らない・近づかないだけでなく、落ち残りの雪ブロックの存在にも目を向けてください。一方、標高の高いところでは未明から多少の降雪があった模様です。新雪と昨日までの多様な旧雪面との結合状態に注意してください。雪面の状態が目まぐるしく変わる春シーズンに入っています。スピードを抑えて安全第一での滑走を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

未明からの降雪量に留意

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(19日)は森林限界から標高が低く、日射と昇温の影響の強い急斜面で多数の濡れた雪の点発生雪崩(サイズ1)や、スノーボールが観察されました。

積雪


過去の荒天の雪は焼結と沈降を進め、標高が低いあるいは日射の影響の強い斜面では濡れた状態となりました。標高が高く、日射の影響のない斜面では、雪はまだドライの状態にあります。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風強く、後、やや強く、雨、夕方から、くもり、最高気温11℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-2℃(5時現在)、過去24時間で新たな降雪はありません。昨日(19日)は関山や能生のアメダスでは20℃近い気温を午後に観測しています。

一覧に戻る

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。