雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/03/22 04:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 降雨と昇温の影響に注意
森林限界 Fair 降雨と昇温の影響に注意
森林帯 Fair 降雨と昇温の影響に注意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

概要

雪崩

昨日(21日)、全方位の急斜面で小さな(サイズ1)湿雪点発生雪崩が多数観察された。

積雪

標高の低い場所では、夜間の冷え込みは無い。高い標高帯では先日の強風を伴った降雪により沢底に20cm程のウインドスラブを形成しているが結合は良い。尾根状の斜面では吹き払われクラストが露出している。このクラストとウインドスラブの境界面に強い温度勾配が観察されていたが昨日解消した。

天候

4時現在、アメダス藤原での新たな降水はない。気温-0.5℃。気象庁は、はじめ高気圧に覆われるが、低気圧や前線が近づく見込み。このため曇り時々晴れで、昼過ぎは雨となる予報を出している。

行動と地形の助言

気温が上昇し、高い標高帯まで雨が降る予報です。昇温、降雨の影響を受けやすいグライドクラックの開いている場所や崖状の場所からの全層雪崩や、大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩に注意してください。危険性の高い場所の下部には立ち入らないようにする、または素早く移動することをおすすめします。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。