雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/03/29 05:06

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

今後の降雪量と風の影響に注意

概要

雪崩

昨日(28日)、観察した報告が無いため発生状況は不明

積雪

昨夜、標高800m付近では21時頃まで雨で、その後雪に変わった。高い標高帯の降雨の標高は不明。4時現在、標高1600m付近では10cm程の降雪があった。高い標高帯では強い南西風を伴っており、ウインドスラブが形成されている見込み。

天候

4時現在、アメダス藤原での過去12時間の降水量23.5mm、降雪量3cm、気温0.2℃。気象庁は、低気圧が日中、伊豆諸島付近を通過し、夜には日本の東に進むため、雪か雨で昼過ぎから曇りの予報を出している。

行動と地形の助言

高い標高帯では稜線、支尾根直下の急斜面に形成されているウインドスラブの誘発に注意してください。低い標高では夜間の冷え込みがなく雨が降りました。昇温、降雨の影響を受けやすいグライドクラックの開いている場所や、崖状の場所からの全層雪崩の可能性に注意してください。危険性の高い場所の下部には立ち入らないようにする、または素早く移動することをおすすめします。気象庁はさらなる降雪を予報しています。今後の降雪量や風の影響の変化に注意して行動してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。