雪崩情報
雪崩情報の使い方妙高 Myoko
200329 06:00
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | Fair | |
森林帯 Below Treeline | Fair |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ストームスラブ Storm slab





































留意すべき雪崩 Avalanche Problem
乾雪点発生雪崩 Dry Loose snow





































概要
雪崩 Avalanche
昨日(28日)は森林帯にて全層雪崩や雪ブロックの崩落の報告が入っています。
積雪 Snowpack
昨日の降雨で十分濡れた雪面に、昨夕からの低気圧の降雪が載っています。新雪と旧雪との境界面の結合状態以前に、今朝までの降雪自体が強度が低いと考えることが必要です。
天候 Weather
気象庁は新潟県上越地方に対し、北の風、雪か雨、昼過ぎから、くもり、最高気温7℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-5℃(5時現在)、過去12時間で21 cmの降雪となっています。
行動への助言
危険な雪崩コンディションです。たとえ周囲に樹木があったとしても、斜度が十分にあれば森の中でも雪崩は発生しうる状況です。傾斜に敏感になり、地形の罠がないか観察するように。森林帯を抜けて上部を目指す方は、樹林帯内にある雪崩走路に十分気を配り、適切な間隔を開けて移動することが必要不可欠です。また、風の影響による軟らかいスラブの形成に警戒してください。人を埋めるに十分な規模の雪崩を起こしうるポテンシャルがあります。今朝までの降雪が以前の危険要素(沢底の穴やグライドクラックなど)を隠していることを忘れないように。地形をよく観察し、セイフティなラインを選ぶようにしてください。